ビジネス・ツイッター
- 作者: シェル・イスラエル,林信行(解説),滑川海彦,前田博明
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2010/03/04
- メディア: 単行本
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Twitterが開発されたきっかけからあらゆるサイズのビジネスでの利用状況について、
「企業アカウントであっても顔出し・実名出しで運営していくべきだ」という哲学や思想をベースにて
詳しく書かれており、ソーシャルメディアの導入を検討している企業担当におすすめ。
テレビ局のアナウンサーがニュース原稿を読むという機能を超えて、タレント的な人気を獲得していのに近い世界観をイメージしている。属人的な業務になり過ぎると人の入れ替わりへの対応に負荷がかかるという現実的な問題もあり、意見はわかれるところだろうけど。
【読書メモ】
●「ソーシャルメディアは思いつきの小さなプロジェクトではない。わが社の基本戦略の重要な一部だ」マイケル・デル
●顧客サポートの質を向上させながら、そのわりに費用がかからない。
●古いタイプの航空会社は「乗客が苦情を訴えるのをなるべく困難にする」という古い要塞にあいも変わらず立てこもっている。
●ソーシャルメディアというのはステロイドを飲んだ(強力に増幅された)会話だ
●企業のコミュニケーションのコンサルタントとして25年活動してきたが、その期間の大部分、インターネットは存在しなかった。
●あらかじめお断りしておくが、私は中立の審判ではない。私はロゴ・アカウントには反対だ。
●2009年2月現在、IBMには1000人を超えるツイッター・ユーザーがいる。しかもその数は着実に増加中だ。
●ツイッターのネットワークを使って製品のデザインを改良したり、販売したり、広告したりすることから考えてはいけない。できるだけ早く、自分自身のネットワークを作り、信頼できるツイッターのメンバーだという評価を得るように努めなければならない。他のメンバーに助力を求めるときには、彼らがあなたのことをよく知り、できれば信頼してくれている必要がある。
●ツイッター発の情報には真実ではないうわさも混じっていたが、面白いことに間違った情報は、数分で多数のつぶやきによって打ち消されるのが常だった。
●ツイッターはモバイルで活用してこそ価値があるツールだ。これまで検索サービスが提供してきた「興味軸」での情報提示に加え、どんな人も切り離すことができない「時間軸」、「親密軸」そして「空間軸」で情報に絡むことが可能になるからだ。
株式会社ブレイクオンスルー
結城聡
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