明日の広告

私は元々はインターネット前夜のSP(セールスプロモーション)業界出身で、その後の食品会社勤務時代(2005〜2008年)にブログとmixiの急激な普及を企業側から見てきたので、従来型の4マス中心(ありきの)の広告からウェブをHubにした(佐藤さんは"体液"のようなものと表現)コミュニケーションへの変化には強く同意できます。
また私は比較的小規模な企業を渡り歩いてきたため大手代理店(電通)のチーム編成のお話のところなど知らない世界のできごとであり興味津々楽しく読めました。

121pに「広告とは企業のためのソリューションか、消費者のためのソリューションか」という問題提起が出てきますが、業界にいるとこんなシンプルな問のことなどを考えたことがない人が多いと思います。
(ちなみに弊社では「需要と供給の最適なマッチングを目指し」という表現をしています。)

大きな時代の変化をわかりやすく事例を交えて説明してくれるという意味では「広告寄り業界版ウェブ進化論」的書籍。