英会話ラストチャンス

【バックナンバー】
http://bit.ly/backnumber



「英会話ラストチャンス」
http://bit.ly/bGaa36
(bot_vol.2)




【Skepe+フィリピン人】

日本人の(平均的)英会話力を大幅に向上させる可能性を秘めていると考えているのが、

『オンライン英会話事業』です。


仕組みはいたってシンプル、

1)生徒と先生は無料のSkype通話にて通話
2)先生はフィリピン人

この2つがポイントです。

これらのメリットは、

1)Skypeだから(http://www.skype.com/intl/ja/
・通信料金を誰も負担する必要がない
・ビデオ通話もできるため表情で理解度などを判断できる
・聞き取れない単語などをすぐにチャットで送りあえる

2)フィリピン人
アメリカ人、イギリス人についで3番目に英語を話す人口が多い
・なまりが比較的少ないといわれる
・まだ物価が日本の約1/6(低コスト)



従来型の英会話教室で人々が挫折するポイントは、

●ある程度の回数が受講できるプランは高額になる(約30〜60万円/年)

●そもそも、ある程度の回数を通うことが難しい(仕事や家庭の事情で)




・「日本語と英語の言語体系が違い過ぎる」

・「中高の英語授業に問題がある」

などという声も聞かれますがこれは本質ではありません。

ただ単に、会話の時間が足りないからに過ぎません。



このオンライン英会話なら、

●1日25分×30日でも5,000〜10,000円程度/月

●物理的な移動を伴わずホンの空き時間で受講可能
(朝6:30から30分間毎日、など)



このオンライン英会話市場は、
現在のところ群雄割拠といった感じです。
http://eigokoryaku.com/school/school_50.html



ITが可能にしたオンライン英会話、
私にはこれが、事業としても、また受講生からしてもとても魅力的なものに映ります。

この市場の広がりにより日本人の英会話力の平均点が上がっていけば、

飛躍的に海外進出のハードルが下がるのではと考えますが

皆さんはいかがお思いでしょうか??




【英会話周辺市場規模】

○外国語教室市場         :3,396億円
○外国語学習教市場材       :2,104億円
○語学試験・留学斡旋・通訳翻訳など:2,636億円

合計=8,136億円市場

(2,007年矢野経済研究所調べ)


NOVAの破綻に加え昨今の不況にともない市場は縮小〜下げ止まり。

そしてキッズ英会話市場は拡大し続けています。
(1,200億円ともいわれています。)



ところで、英会話に多少なりとも金銭的な投資をおこなっている人はどのくらいいるのでしょうか?

ざっくりですが、、、。英会話への平均投資金額を一人当たり20万円とすると、


●8,000億円÷20万円=400万人


この400万人の10%が月額5,000円のオンライン英会話へ移行したとすると、

400万人×10%×5,000円(月額受講料)=20億円/月

=年商240億円となります。

なかなか大きいですね。

まっ、こういうのを取らぬ狸のなんとやらというのですが(笑)


大きく受講への障壁が下がるとの、英会話の必要性が高まるのとで、

英会話チャレンジ人口がモーレツに増える可能性もなきにしもあらずです。



箱と人を用意している大手の対面式の英会話スクールとしては、
自分の首を絞めることになるのでなかなかこの市場には参入できません。

一方、参入障壁が低いため拡大期にはわらわらと競合が増えて、
価格競争になるリスクは高いですね。

逆にフィリピン側のコストはじわじわ上昇していくでしょう。


ともあれ、日本企業がごくごく普通に海外展開を進めていく上で
まずはこの古くて新しい課題、
「言葉の壁」をクリアしないといけないでしょう。



最後にマネックス証券松本大さんのブログを紹介します。

  • 引用-

サムソンでは3時に通常業務を終えさせ、その後は何語でもいいから外国語を勉強させるそうです。
そして韓国以外の国でのビジネスの展開に結びつけようとしているのです。

  • ここまで-

松本大のつぶやき「内需
http://ameblo.jp/monex-oki/entry-10442377770.html






【かなり長いおまけの話】

前回のニュースレターvol.1に対していくつかコメントを頂戴しましたので、
一部をご紹介させていただきます。
(許諾を得ています)

参考になるご意見ですのでぜひご一読ください。



●ホロムアインク社:スティーブンナイト氏
http://holomuainc.com/


【日本人と英語】

考えるに、日本人が英語がうまく活用できない理由は二つ。

1)日本語圏の情報が質・量ともにそれなりのレベルなので必然性を感じない

2)外国人に慣れていない(いつもホームでの試合ばかり)

この1)は前述のように世界水準で考えるともはや十分ではないので、

英語も学ぶ必然性は出てきました。


実は僕も帰りの飛行機の中でずっとこの課題について考えていました。

世界的な大手企業(トヨタ三井物産など)は、それなりのリソースを屈指して、

英語ができる日本人スタッフ・日本語ができる外国人スタッフを育成・海外へ派遣し、

世界各地で活躍することができます(というか、できています…しかし本当のところ、
大手でもどの程度にグローバルビジネスを支える人材が確保できているかは???事業の実績が証明す
る???)。


しかし、中小企業・ベンチャー・個人レベルにおいては言語の問題が

「フラット化されたグローバルマーケット」への参入・海外市場での成功を大きく妨げていると思いま
す。

また、おっしゃる通り、

必然性を感じない→やろうとしない→縮小・低迷する日本市場で思うような事業拡張ができないまま、

「外」での大きなビジネスチャンスを見逃す、という悪循環をつくっています。

ファッションの世界でも、そのよい事例です。

東京にある数々の小規模のデザインハウス・メーカーなどの商品は外国では高く評価されていて、とても
人気があります。

しかし、経営者たちは国内のビジネスで手いっぱい、

また外国からアプローチかけられても言葉など対応できず、商談が成立しないケースがほとんどだそうで
す。
(ロジスティックス・生産能力その他、要因は色々ありますが…)

個人レベルでみてもやはり、日本人は情報のグローバル化で取り残されていく宿命…???

日本人は一般的に、それでいいと思っているのでしょうか?

「日本」・「日本人」との触れ合い・情報交換・交流を望んでいる数多くの外国企業・外国人の存在を無
視してもいいのでしょうか?

とくに「取り残されている」という意識はないのでしょうかね??






●ジェイマック構造改革推進セクター:増渕勝典氏

日本人が英語がうまく活用できない理由の2つめについて、
昨年末気になるブログ記事がありましたので、ご紹介します。

原油高と同じくらい深刻な「ホワイトカラーの仕事破壊」
http://d.hatena.ne.jp/essa/20091219/p1 から抜粋

> 5万円のネットブックが4万5千円になった時、インドや中国などのBRICs諸国では、
> その5千円の違いでやっとギリギリこれに手が出るようになる人が数億人はいると思う。
> そういう人はみんなホワイトカラーの予備軍だ。
> そういう人の中で、勤勉で頭が良い人は凄いスピードでネットや経済やITについて学び、
> 立派なホワイトカラーになる。

> 数億人単位のホワイトカラーの供給増加=労働の単価の低下=相対的な資源価格の高騰だ。
> これがこれから加速度的に進んでいくことは間違いない。
> そして、そういう人は皆、「初めにコンピュータシステムありき」の会社に入り、
> フルにネットを使ってホワイトカラーの仕事をする。

<中略>

> その数億人の1%でも、ネットで勉強しまくる人がいたら、
> 日本が今のままで食っていけるなんて思えるはずがない。

ご指摘のスマートフォンによるフラット化と同じ趣旨だと思うのですが、
日本人にとってこのような危機の経験は、ペリー来航以来だと考えています。
龍馬伝を見て殊更にそのことを感じます。
この危機意識、状況認識がないことも、日本人が英語をうまく活用できない
理由の一つだと思います。







●大手小売業バイヤー

スマートフォン】と【ビジネスの国際化】で
考えてみました。

スマートフォン
やっぱり日本では売れない気がするんですよね。
日本の携帯の特殊性はさておき。
日本人の好みとして、ちっちゃい物が好き。
大きな携帯よりは、携帯+ネットブック体制になるのでは。

「情報を制す」については、昔の情報が「なかった」時代の
「情報を制す」=情報をいかに入手するか
から
「情報を制す」=有用な情報をいかに選別するか
に変わってますね。

情報の大事さには変わりありませんが
大きな変化につながる小さな変化を如何に見つけるか?
この、能力が問われることとなると思います。
いづれにしろ、全ては人間がもとになっているものなので、
過去に同様の事が起こっているはず。(過去に詳しくなる)
それから、人間の心理的には?(心理学)
が、預言者への道だと。
*ちなみに、私はロジカルな仕事の進め方とは
ロジックによって正解を導き出す進め方ではなく
ロジックによって間違いを排除する進め方だと思っています。
過去に詳しくなると、排除すべき間違いを多く見つけられるハズです。
(日本の土地バブル⇒アメリカのitバブル)

【ビジネスの国際化】
日本だけで生きていられる時代ではなくなっちゃいました。
でも、その国内向けのビジネスがなくなることは無く、

国内向けのビジネス       ⇒ 海外での新しいアイディアの模倣
(早い者勝ち)

国内に限定されないビジネス  ⇒ ビジネス全体の効率化
(コスト、人材、ニーズ
等々)

でも、肝心なのは 生き残るのは独自のバリューを持った会社 という事です
ね。
*「ビジョナリー・カンパニー」読みました。

【ついでにフラット化】
面白いですね。
冷戦時代の共産党のように、政府が情報をコントロールすることが
ムズカシイ時代になってきました。
中国などは、頑張って検閲してますが。

代わりに、相手の顔が見えない中での情報は、自国の利益不利益(価値
観)に対して
非常に過敏になってきてるとも言えます。
*「シーシェパード」「竹島」等々

過去から学ぶと言う事では、2chの流れに世界を例えると

1.情報が多くなってgood

2.いいかげんな情報、自分に合わない情報も増え、
意見が合わない人を説得しようとするとところから謗中傷合戦に。
つまり、価値観の違いと善悪を混同している。
掲示板は無法地帯に。。。。

3.情報量が更に増えいい加減な情報がばれるようになった。
公益(2chによる有益な情報)を損なう情報、人物は排除される
ようになった
価値観の違いと絶対的な良し悪しが明瞭になってきている。
掲示板マナーみたいなものが出来上がった

言いたかった事と、ずれてるかも知れませんが、
一般社会にとって、今は上記の「1」になりかけているところだと思いま
す。
フラット化に向けては、各自の違いに気が付くことが前提ですのでもう一波
乱あるはずです。

フラット化はみんなが同じなるという状態ではなく
「それぞれみんなが違う」(同じ人間だけど)という事を認識できる状態が
ベースになるんだと思います。
*違うから非難したり、拒絶したり、ではなく違うことを前提に理解を深
める
企業活動も同じですね。
皆が同じ情報で同じ価値観を共有していると思ったら、落とし穴
が・・・・。







●某菓子会社商品開発部勤務

メールありがとうございました。自分も英会話が不得意なので駅前にでも留学しよう
か考えています。

スマートフォンですが個人的には興味深いアイテムだと考えておりますが・・・
結城さんがおっしゃった「日本語圏の情報が質・量ともにそれなりのレベルなので必
然性を感じない」
では無いですが、日本の携帯電話も高機能のものがございますので
いまいち埋もれてインパクトがありません。

個人的には、〝オールポイント機能付き携帯〟が欲しいです。
例えば、Tポイント、マイレージ、クレジットのポイント、ETCのポイント、良く行く
ショップのポイント、などなど
現状管理仕切れません(財布もパンパンです)。

一元管理できるツールが欲しいなぁと、このポイントだらけの社会でわしも考えまし
た(笑)。







●スパイラルレコード代表平林氏

ニュースレターありがとうございます。
自身の勉強にもなりますので、少し意見を述べさせて頂きます!

◎インターネット3大革命

Windows95時代のダイアルアップ接続

ブロードバンドの普及による高速・常時接続

スマートフォンの普及によるインターネットの2430化(24時間30cm以内)


日本は海外と比べますと少し特殊で、
この3つの革命に「iModeの革命」があると私は考えています。
(今となってはDOCOMOの成功と失敗双方をになっています)
この点が日本におけるスマートフォンの位置づけを難しくしていると思います。

スマートフォンはビジネスユースにおいては非常に魅力的かつ実践的であり、
今後日本における普及も加速していくことには疑いないとおもうのですが、
「携帯」というフォーマットがかなり特殊化した日本では海外と違う発展の道を進むのでは?という気が
しているのです。

という感じで結城さんよりは正直スマートフォンに否定的な私ですが、
iPhone4.0を待ってDOCOMOとさようならをする予定でいます(笑)
これは後々のためにiPhoneを体験しておこうとかではなくて、
単純にappleの生み出した美しいインターフェースにふれたいがためです。
ハイ、趣味です!


ってことは、やっぱり英語やんなきゃだ!!


これは非常に同感です。
是非効率的な方法ありましたら教えてください!







ふう、長かったですね(笑)

また次号もよろしくお願いいたします!